現実的な費用で実現できるソリューションを探していた。

総合情報基盤センター係長 武谷 信吾 様
この他、職員においては、部署や業務担当単位などでチームを生成し、様々な場面で活用しています。そのため、学生も教職員もファイルをTeamsやOneDrive上に積極的に保存できる環境があり、利便性は比較的高い一方で「ランサムウェアに感染してファイルが暗号化される」、「誤ってファイルやメールを削除してしまう」などといった、管理者側で未然に防ぐことが難しい問題が起こる可能性があります。また、Microsoftサービス規約においても「第三者のアプリおよびサービスを使用して保存すること」が推奨されていることから、バックアップソリューションを検討する必要がある中で、予算内に収まるソリューションを見つけることが難しいという現実にも直面していました。
他社製品のソリューションだと倍程度のコストがかかる。
最大の理由としては、他社ソリューションと比較して遜色のない性能にもかかわらず価格が安価だったこと。他社製品を導入するとなると、倍程度の費用となるため、コスト面をクリアしつつMicrosoft365データのバックアップを実現する上でこの点は大きな決め手になりました。
もう1つの理由として、チームシンクを導入する際、本学契約のMicrosoft365テナントへの接続作業を一緒に実施したことから、本業のセキュリティやシステム構成を熟知しているといった安心感があることも大きなポイントでした。本学のネットワークやシステム、セキュリティに対して理解が深いことに加え、導入する上で起こりうる問題なども最初に相談できたことや、事前に抱えていた不安が払拭できた点も大きいと言えます。
学内のファイルサーバにデータを保存する時代から、TeamsやOneDriveに保存することが主流になってきたことを本学と共に経験しているため、チームセーフを選択することはごく自然な流れでした。
導入効果について
オンプレミスのファイルサーバやメールサーバでは、バックアップや復元が当たり前にできていました。一方、クラウドに移行したことによって「バックアップはサービス提供者がやっているだろう」、「ゴミ箱機能などの補助的な機能で十分だろう」とつい思いがちです。しかしながら、責任分界点として、データのバックアップはオンプレミス、クラウドであっても自組織側で計画的に行う必要があります。
やはり、大学として提供するサービスソリューションとして、運用面での危険性に対してきちんとリスクマネジメントできている点は重要です。仮にクラウドに移行できたとしても、結局、データを復元できないといった制限がある状態になってしまうと、一見、利便性が上がったように感じますが、結果として低下した形になってしまいます。その点、チームセーフは適切にバックアップが取れて問題なく復元が可能です。リスクマネジメントの観点から考えて、システムとして本来あるべき姿になったというのは大きな導入効果だと言えます。
今では、クラウドの便利な機能を享受しつつ、安心感もあるといった状況を作ることができていると感じています。
今後について
他ソリューションと連携できれば活躍の幅が今以上に広がる。
災害や停電、サーバメンテナンスによってサーバが無停止する点を考えると、クラウドを活用してデータを保存することは非常に重要です。バックアップできるだけでも非常に利便性は高いが、Microsoft365のデータバックアップにとどまらず、様々なシーンで他のソリューションと連携するなど可能性が広がれば、より魅力を感じられるのではないかと感じています。
九州産業大学:武谷 信吾 様
コラボレーションシステム:三好 永那士
取材・ライター:古賀原 司